なぜ、スキンケアに馬油が選ばれるのでしょうか
長年、赤ちゃんから高齢者まで幅広い年齢から愛される馬油。
なぜ、スキンケアに馬油が選ばれるのでしょうか?

1.それはヒトと馬が似ているから。
ヒトは二足歩行で、馬は四足歩行だけど、どこが似ているの?と気になるのも当然です。
実は馬油とヒトの皮脂の成分、構造が似ていると言われています。
人の皮脂の脂肪酸の60%を占めているパルミチン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸。
馬油にもこの3種類の脂肪酸が含まれています。
では、馬油とヒトの皮脂が似ているとどんないいことがあるのでしょうか?
それは肌になじみやすいというメリットがあります。
馬油を肌に塗ると、しっかりとしたテクスチャーなのに、スーッと肌になじんでべたつきが気にならなくなるのはこのことからです。

2.肌がよろこぶ5種類の成分 ここで馬油に含まれる成分とその働きをご紹介したいと思います。
オレイン酸
皮脂に多く含まれ美肌を保つ上で欠かせないのがオレイン酸。
肌の水分が蒸発しないよう外気から肌を守り、バリアの役割を果たします。
パルミチン酸
パルミチン酸が不足すると、美肌のための栄養素ビタミンAを支えることが出来ず、シワが増える原因に。
また、肌の油分を安定させ、皮脂のバランスを整える働きもあるため、ニキビのケアにもおすすめです。
パルミトレイン酸
パルミトレイン酸は若い人の皮膚に多く含まれ、年齢とともに減少してしまいます。
肌に弾力や潤いをもたらし、ふっくらとした若々しい肌を保つためのキーとなる成分です。
リノール酸
リノール酸は乾燥して硬くなった肌を柔らかくなめらかにします。
ターンオーバーを正常化させる役割もあり紫外線を受けたときのシミの予防にも。
リノレン酸
美容に欠かせないリノール酸ですが、体内で生成することができません。
そのため、オイルなど化粧品で補給する必要があります。
シミを予防する働きがあり、紫外線を受けたダメージ肌のケアには欠かせない存在です。

3.馬油でかさつき知らずのうるおいスキンケア
乾燥、シワ、エイジング、紫外線ケア
ありとあらゆるお悩みをサポートしてくれる馬油。
今回は基本的な使い方をお伝えします。
入浴後のキレイな肌に、化粧水をしっかりと染みこませます。
化粧水でしっとりとした状態の肌に、顔全体に馬油を均一に塗っていきましょう。
キレイに塗るコツは馬油を手で温めて柔らかくすること。
温めることで塗りやすくなるだけでなく、馬油の浸透力がさらに高まります。
そのあとはクリームを塗って、肌にうるおいを。
いつものスキンケアに馬油をプラスしてかさつき知らずのうるおい肌をキープしましょう。
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参考資料
https://www.sccj-ifscc.com/library/glossary_detail/1364
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