馬油の歴史

保湿や美容、髪の毛のお手入れにも活用される方も多い「馬油」。

なんと4,000年以上も昔から人々の生活を支える万能薬として重用されていたのだとか。

馬油の歴史についてご紹介して参ります。



■馬油のツールは中国

馬油の製品を見ると韓国製のものも多いためか、「ツールは韓国なのでは?」と思われがちです。

しかし、馬油の発祥は中国で、4000年前の中国の騎馬民族時代から使われていました。




日本への伝承は奈良時代とされていて、日本を訪れた唐の名僧「鑑真和尚」の一行が奈良に向かう途中、太宰府・筑紫野地方の地で馬の油の効能を伝えたのだとか。

そういえば、時代劇でときおり「ガマの油」なるものを目にしませんか?

一説によると、ガマの油=カエルの油ではなく、「我が馬の油」→「我馬の油」→「ガマの油」と文字ったものだとされています。

当時はヤケドや切り傷などの皮膚炎に良いと民間療法として知られる程度でしたが、馬油研究の第一人者である直江昶さんが、馬の油の効果効能を研究し、後に日本ではじめて皮膚保護剤として商品化(昭和46年)。


売り出したことで「馬の油」が日本全国に広がることとなったのです。


■馬油の歴史的な使われ方について

馬油は昔から万能薬として認知されていました。

たとえば、5~6世紀頃の中国の名医である陶弘景が編纂した「名医別録」には「馬の油は髪を生ず」と記され、後の6世紀頃中国の医師、李時珍が著した薬物学書「本草綱目」には馬油の効能として「シミ・ソバカスの除去、肌荒れ治療、筋肉痙攣の緩和」などを記しています。

そして現在、馬の油は皮膚保護剤として認可(昭和63年)され、「しみ・そばかす」「育毛・養毛」をはじめ、顔・体・髪など全身に使えるスキンケア化粧品として幅広く認知されています。



馬油は食用としても問題のないものなので、口内炎の治療にも使えますし、無添加のものであれば、赤ちゃんや敏感肌の方でも安心して利用できる素材です。



シンプルでありながらも、幅広い年齢層・用途で活用できる安心・安全の素材として美容・健康分野で益々注目を集めているのです。